フィボナッチリトレースメント(リトレイスメント)fibonacci retracement

フィボナッチリトレースメント(リトレイスメント)とは、フィボナッチ比率に基づいた押しや戻りのポイントのことです。日本でも、半値戻し(フィボナッチでは0.500リトレースメント)や全値戻し(フィボナッチでは1.000リトレースメント)などの言葉がありますが、そういった戻しのポイントをフィボナッチ比率を使って表したのがフィボナッチリトレースメントとなります。フィボナッチ比率が1.000より大きくなるとフィボナッチエクステンション(延長—エクスパンションプロジェクションなども同じ意味で使われているケースがあります)と言われます。

■リトレースメントあれこれ

・一般的にリトレースメントと言えば100%以内の戻り率のこと
・文脈によりエクステンションを含みます。比率の指定がない場合は、エクステンションなども含めてリトレースメントと呼ばれるのが一般的だと思います。フィボナッチ比率を利用したトレーディング全体を指すこともあります。 また、リトレースメントを内部リトレースメント、エクステンションを外部リトレースメントと呼ぶ場合もあります。
内部リトレースメント 0~100%の戻り
外部リトレースメント(エクステンションと呼ばれます) 100%より大きい延長 下図は、最もポピュラーな61.8%フィボナッチリトレースメント

0.618リトレースメント リトレースメント0681

BはXAの61.8%リトレースメント B=XA0.618Retracementなどと表されます。 Bullish(強気、買いパターン) Bealish(弱気、売りパターン)


0618リトレースメント

上図はEURJPY0.618強気リトレースメント XAのリトレースメント率61.8%Bで買われているチャート